高齢者ドライバー決死の運転!!!
中学校からの親友がニューヨークに住んでいる。お互いに古希を迎えるので記念にニューヨークからロサンゼルスまで車で横断することにした。運転は同じく古希になった彼女の夫と私の夫と私の3人。みな高齢者ドライバーだが「なんとかなるさ」と高を括っていた。しかし、日本の3倍はある巨大トラックが時速130キロで右からも左からも追い越してくる片側6車線のハイウェイは半端なかった。事故ったら死ぬだろうなと思いながらも運転のノルマは果たさなければならない、毎日半泣きでハンドルを握った。「長い日は8時間以上運転して宿泊し、翌朝か翌々朝には移動」を繰り返した。70歳には過酷過ぎる計画だとすぐに気が付いたが、今更止めるわけにもいかない、ただひたすら走り続けた。
アメリカを見れば日本の未来が見える?!
戦後生まれの私たちにとって外国と言えば米国だった。テレビで観る外国の暮らしは米国の中産階級、彼らのライフスタイルが次々と日本に上陸した。三種の神器(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)にロックンロール、コカ・コーラとハンバーガー等々。そして米国で起きたことは数年後には必ず日本でも起きた。核家族化に学園紛争、ウーマンリブ・・・。
日本は米国の核の傘下に入れられ不平等な日米地位協定が今も続いているが、貿易では一番のお得意さんでもあるので無下にはできない。今の米国を生で見ることでこれからの日本と私たちの行く末を考えるのも良いかも。そんな考えもあり、老体に鞭打って身の程知らずの旅に出た。果たして33日間、70歳3人+1人の「年寄りの冷や水」旅行の行く末は如何に?乞うご期待!!!