ナッシュビル・カントリー音楽の町

最盛期にはカントリー音楽の90%がナッシュビルのスタジオで録音されていたという。世界最長のカントリー音楽のラジオ番組が収録されていたことで有名なライマン公会堂近くのブロードウェイに行ってみた。土曜の夜だからなのか、歩行者天国になっている通りは人で溢れていた。通りの両側にはライブハウスがびっしり並び、開けっ放しのドアや窓からロック調のカントリー音楽がガンガン聞こえてくる。まるでお祭りのようだ。通りの食堂は満員なのでビルの最上階にあるとても大きなフードコートに行った。二つのエリアに分れた会場では、それぞれのステージでカントリー音楽のライブが行われていた。私たちは聞き慣れたアコースティックギターだけのステージの方に陣取って、メキシコ風新子焼きとビールで音楽を満喫した。

メンフィス・ブルースとエルビス・プレスリー

メンフィスにはエルビス博物館のグレイスランドがある。広大な敷地の中には亡くなるまでエルビスが住んでいた家が保存されている他、エルビスが所有した飛行機や数々の車、バイク、後年のシンボルとなった派手なつなぎ衣装、映画のポスターやレコードなどがそれぞれの建物に分かれて展示されている。入場料約一万円は高いなぁ~と思ったがファンにはたまらないのだろう、コロナ中だというのに入口には沢山の人が並んでいた。夜はブルース発祥のビール通りに行った。ブルース界のレジェンドB・B・キングの店など20件以上のライブハウスがあり、通りはブルースで溢れていた。ここは9時を過ぎると通りに入るのに5ドル払わなくてはいけない。ただでは聞かせないということか。

カントリー音楽はアメリカの演歌。両側のライブハウスから流れてくるカントリー音楽に聞き入る人々。

通りにはカウボーイ・カウガール衣装の人たちがいっぱい。カウガールに囲まれて鼻の下が伸びきった夫。

グレイスランドの正面でエルビスのポーズをとってみた。

グレイスランドのエルビスの自宅の裏庭には噴水の側にエルビスのお墓があった。

生のカントリー音楽を聴きながら、フードコートでメキシコ風新子焼きとサラダ、クラフトビールで夕食。

グレイスランド内には、映像でエルビスになれるマシンなど色々なアトラクションがある建物もあった。

夜のビール通り。子どもの頃から黒人音楽に親しんでいたエルビスも通っていたBBキングの店には行列ができていた。

南部のポーボーイ料理(貧乏人の料理)の代表格BBQリブ。肉が付いたあばら骨をソースに浸した後に焼く。肉が柔らかくて美味しかった。