観光の中心フレンチクオーター

フレンチクオーターはニューオリンズの旧市街地でフレンチという名前だが街並みはスペイン風で中米の旧市街地に似ていて、歴史を感じる街中をただ歩いているだけで楽しい。私たちは郊外にレンタルした家から丸二日間、昼も夜もフレンチクオーターに通った。外輪船”ナッチョス”でのミシシッピ川クルーズ、アメリカ最古のセントルイス大聖堂を見た後のおやつは名物カフェ・デュ・モンドのサクッとした食感の四角いドーナツ”ベニエ”。夜は美食のまちとして評価が高いニューオリンズに来たのだからと奮発して、フレンチの影響を受けたクレオール料理で有名な店に行った。

バーボンストリートとデキシーランドジャズ

私が紀行文のような物を書いているのは若い頃に沢木耕太郎に憧れたからだ。このエッセーのタイトル「シニア特急」も彼の大ヒット作「深夜特急」をもじって名付けた。彼の著作に「バーボンストリート」というのがある。彼はそういう名前の通りが実際にあるとは知らずお酒のバーボンから名付けたのだが、ニューオリンズに行ってフレンチクオーターにバーボンストリートがあることを初めて知ってびっくり。当時から通りには沢山のライブハウスがあり、昼も夜も生演奏が聴こえていた。彼も毎日通ってジャズを楽しんだという。
私と夫は、ぜひ伝統的なデキシーランドジャズを聴きたいと思い、二日続けて「プリベーションホール」に並び、やっと入ることができた。4~50人も入ればいっぱいになる部屋で聴く本場の伝統的なデキシーランドジャズは、これぞジャズの原点デキシーランドジャズ!!!という演奏で、心が震えた。

夜のバーボンストリート。両側に色々なタイプのジャズライブハウスがあり、昼から演奏をしている店もある。

プリザベーションホールでのライブは大盛り上がり。このホールは伝統的デキシーランドジャズ保存のために作られた。

外輪船ナッチョス号でミシシッピ川クルーズ。中ではジャズの生演奏があり、ビール片手に盛り上がった。

ミシシッピ川を背に演奏する夫。通りがかりの人が「ハッピィーバースデーをやってくれ」とリクエストして1ドル紙幣を。後ろは外輪船”ナッチョス号”

フレンチクオーターの街並み。張り出したバルコニーなどスペイン風コロニアル建築が並び、アメリカとは思えない。

おしゃれしてクレオールレストランへ。クレオール料理に冷えたスパークリングワインは相性バツグン!

左は南部の煮込み料理”ガンボ”、右はザリガニのピザ風。同じ南部料理(ポーボー料理)でもクレオール風は洗練されている。

セントルイス大聖堂の前には観光馬車が客を待っている。近くにミシシッピ川とカフェ・デュ・モンドがあり、路上ではジャズライブ。