マドリッドは帰国前の休養と考えて

大都会は苦手なのでマドリッドは3泊だけにした。お決まりのプラド美術館に行き凄い人混みの中を駆け足でゴヤだけを選んで見て、王立劇場でフラメンコを観賞し、旅先で知り合った人たちとの会食の他は、街の中心にあるホテルの周りをウロウロして終わった。

スペインの新幹線AVEに乗って

5月23日、帰国の途につくためにマドリッドからスペインの新幹線AVEに乗ってバルセロナへ向かった。驚いたことにアトーチャ駅の中には熱帯植物が生い茂っている。まるで小さな植物園のようだ。何ともおしゃれでエレガント、ヨーロッパのゆとりとはこういう事なのか!といたく感心した。
バルセロナまでのAVEには食事付き切符というのがあるので、試しに予約しておいた。大して期待はしていなかったが案の定、簡単なサンドイッチとスナック菓子。日本の駅弁の素晴らしさを再確認した。見た目も美しくどれも個性的で美味しい。駅弁は世界に誇れる日本文化の一つだと思う。

お宿はどこ?スペインの民泊事情

帰路のバルセロナはトランジットの為に1泊するだけなので民泊にした。バルセロナ一番の繁華街ラプラス通りにあるということで予約したが、記載の番地に行ってもそれらしき家がない。どうしたものかと困って、記載の番地にある土産屋に入って聞いてみると、なんとお目当ての宿は土産屋の3階だと言うではないか。隣の小さなドアにある目立たない呼び鈴を何回も鳴らしてやっと中に入れてもらえた。
そこは一人暮らしの女性が自宅の一室を貸している民泊だった。私たちの部屋は窓もなく狭かったが、共用のテラスからは真下にラプラス通りが望める最高のロケーションだった。かくして私たちはスペイン最後の夜を、カヴァを片手に夜更けまでラプラス通りを眺めながら過ごした。アディオス エスパーニャ!

スペインの新幹線AVEの中で出てきた食事

マドリッドアトーチャ駅の中に生い茂る熱帯植物

南米の方を指さす植民地支配の象徴コロンブス像inバルセロナ