いよいよ南アメリカ大陸へ

中南米を南下してアルゼンチンでタンゴを踊る!というへんてこな目標を立てて旅を始めてから7年目、やっと2023年10月に南アメリカ大陸に到達した。今回の旅はコロンビアの首都ボゴダからエクアドルの首都キト、ガラパゴス、クエンカからキト経由でコロンビアのカルタヘナへ行き、ボゴダに戻って帰路に就くという行程。キト、ガラパゴス、クエンカ、カルタヘナは世界遺産、陸路はガラパゴスの寄港地グアヤキルからクエンカまでのバス4時間だけ、その他の移動は飛行機。南米も以前よりは安全になったし、今回は楽勝だぁ~と気を抜いていたのが仇となった。旅に出たら何が起こるか分からないということをたっぷりと思い知らされることになった。

初めてのビジネスクラス

中米までなら日本から北アメリカへ行き、乗り継いで数時間。その程度ならエコノミーでも何とか乗り切ることができるが、南米は遠い、歳も70歳を超えた。ということで奮発して仁川からロサンゼルスまで格安ビジネスクラスで行くことにした。ビジネスクラスに乗るのは生まれて初めて、わくわくした。千歳から仁川に着いてロスまでの飛行機を待つ間、ビジネスクラスは無料でラウンジを利用できる。飲み物はアルコール類も飲み放題、おつまみや軽食、麺類などもあり、シャワーも使え、ネットも使い放題。トランジットの時間はあっという間に過ぎた。搭乗もエコノミーとは別ライン。座席はゆったりしていてフルフラットになるし、食事は一品ずつ皿で出てくる。まるで狭いホテルにいるようで何もかもエコノミーとは違う。格安とはいえこれが料金の差か、高いだけはある。

ビジネスクラスの食事で出たスモークサーモンの前菜。この後のメインディッシュとデザートもとても豪華だった。大好きなスパークリングワインも飲めて気分は最高。

キトの象徴、パネシージョの丘。頂上にあるのは高さ41mの聖母像で中は博物館になっていて上部に上がることもできる。この丘は観光客を狙う強盗が出る所として有名。

ガラパゴス諸島の中のサンタクルーズ島の港。この港を起点にして各島へ観光に行くが、この近くでもアザラシや海イグアナなどを見ることができる。

カルタヘナは奴隷取引で栄えた町。アフリカからここに連れて来て売買し南米各地に。ここは今でもアフリカ系住民が多い。民族衣装で観光客と写真を撮る仕事をしている女性たち。

エクアドルの古都クエンカは「パナマ帽」発祥の地。エクアドル産のトキヤ草で作った帽子の総称で、アイゼンハワー大統領がパナマを訪問した時に被っていたのでパナマ帽と呼ばれるようになった。