コロンビアって、どんな国?
南米の最北端に位置するコロンビアは、日本の約3倍の国土に日本の三分の一の約5200万人が住んでいる南米の中堅国。以前はゲリラとの攻防で危険ランキング上位の国だったが、2002年に発足したウリベ政権の反政府武装勢力掃討で現在は安定している。とは言っても、外務省の危険情報では危険レベル1(十分注意)~危険レベル3(渡航中止勧告)、殺人発生率ランキングでは13位と、まだまだ危ない国の一つである。首都ボゴタの旧市街地は観光名所が集中している地域だが、夜6時以降は出歩かない方が良いというので新市街地のGゾーンにホテルを取った。ボゴタは各ゾーンに分かれていて危険度が違う。Gゾーンはグルメゾーンという意味で近代的なホテルやレストラン、大使館などがありボゴタで一番安全と言われている地域だ。
初めてのビジネスクラス
ボコダをハブ空港とするアビアンカ航空は北米と南米各地に路線網を持っているので今後の南米旅行のハブになると考え、今回は2泊しただけですぐにエクアドルの首都キトに行くことにしたがこれが大失敗だった。ボゴタは標高2640mあり、標高が高いと酸素が薄く血中濃度が低くなる。そうなると人間の体は焦り「寝てる場合じゃない、起きて酸素を吸わなきゃ!」となる。いつも通り時差ボケ解消のために眠剤を飲んだが寝られない。きつめに飲んでも寝られない。私は寝不足になると胃にきて食欲が落ちる。寝不足と食欲不振でフラフラになりながらも一日目から旧市街地を観光し、翌日はGゾーンを探索し、「時差ボケはそのうち治るさ」とタカをくくって次の日にはキトに向かった。