中南米南下の旅 コスタリカー首都サン・ホセ(2024年4月号)
コスタリカは軍隊を捨てた国 成田からヒューストン経由でサン・ホセに着いた。サン・ホセには以前スタディツアーで来たことがある。武装(軍隊)解除、選挙制度、有機農業、刑務所について学んだ。中米の火薬庫と言われるほど紛争が絶えなかった地域で、なぜ武装解除することができたのかたいへん興味深く、憲法9条を有する日本にとっても示唆的だった。また少数意見(投票)の反映を徹底的に保障する選挙制度は、単に多数決で決めるのではなく、それぞれの意見を尊重する真の民主主義を実現するのだという強い意志と決意が感じられた。最も驚いたのは刑務所。囚人の配偶者が訪問した時の家が用意され、二人っきりでプライベートな時間を過ごす事ができるのだ。日本では考えられないほどの人権意識だと思った。 [...]