コロナを経て、中南米南下の旅、いざ再開!

メキシコ、グアテマラ、ベリーズ、エルサドバドルと中米を南下し、次は4月に残りのホンデュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマを回って中米制覇を計画していた2020年1月、突然コロナがやってきた。ルートを決め飛行機も宿も全て予約していたので、ギリギリの3月まで悩んだが泣き泣き諦めた。国際線とホテル代は一定程度戻ってきたが、現地の国内線は全く戻ってこなかった。
あれから3年、昨年5月にコロナが5類になるのを見越して4月から再び中米へ行くことにした。日本から行く場合、この4か国ではコスタリカかパナマが起点となる。成田からロサンゼルスへ行きトランジット。考えた末にコスタリカイン、パナマアウトにした。コスタリカは以前にスタディツアーで行ったことがあるので特に観光しなくてもよく、時差ボケを直すのに都合が良いと考えたからだ。

今回のメインイベントは徒歩での国境越え

今回の旅の楽しみは「陸路でコスタリカからニカラグアへ行き、ニカラグアを北上してホンデュラスへの国境越え」だ。ツアーバスに乗るのではなく、路線バスかシャトルタクシーを使って自力で国境を越えられるか、ガイドブックにはほとんど情報がなく、現地に行って出たとこ勝負でアレンジするしかない。地元の人たちが国境を越えて行き来しているのだから何とかなるだろうと高を括っていたが、コロナによって旅行業が破壊されていることに考えが及ばず難儀した。一歩間違えば身に危険が迫る状況を何とか切り抜け、無事日本に帰ってこられたのは運が良かったとしか言いようがない。こんな無茶な日本人旅行者を見たことがないとまで言われてしまった。

旅行の順路

成田 → ヒューストン空港 → サン・ホセ(コスタリカ) → リベリア(コスタリカ) → ペニャス・ブランスカ(コスタリカ) → リバス(ニカラグア) → オメテペ島(ニカラグア) → グラナダ(ニカラグア) → マナグア(ニカラグア) → レオン(ニカラグア) → グアサウレ(ニカラグア) → テグシガルパ(ホンデュラス) → パナマ・シティ(パナマ) → サンブラス諸島(パナマ) → パナマ・シティ(パナマ) → サンフランシスコ空港 → 羽田

コスタリカの北部の町リベリアから国境のまちペニャス・ブランカス行きのバス。所要時間約2時間。クーラーがなく窓からは熱風が吹き込み、干物になるかと思った。

海のように広いニカラグア湖に浮かぶ瓢箪の形のオメテペ島の浜辺からマデラス火山を眺望。

ホンデュラスの首都テグシガルパのレストランにはショットガンを持った警備員がいる。

ホンデュラスの国境でバス乗り場が分からず、通りがかった警官に聞く私。左は荷物運びのポーター、右はリキシャの運転手。

世界一美しい海と言われているパナマのサンブラス諸島の海は透明なカリブブルー。