どの国でも淀んだ水は濁る・・・
マナグアからレオンへはタクシーを予約して行ったのでとても楽だった。着いてすぐに世界遺産の中米最大規模のレオン大聖堂に行った。行く途中に両側に写真と解説が書かれているモニュメントが並んでいる道がある。解説を読んでみると、革命時に亡くなった「サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)」の闘士たちだ。若い人は16歳、女性もいた。その側には英雄記念館。ここレオンはFSLNの本拠地だった。現政権であるFSLNのオルテガ大統領は、貧困層を支援し格差を是正することで犯罪を減らし、治安の良い国にしたことで17年間の長期政権になったが、今は言論統制を強化していると現地の人に聞いた。どんなに良い政権でも長期化すると権力にしがみ付くようになる。どの国も同じだ。
国境越えのバスがない?!
ホテルについてすぐコンシェルジュにホンジュラスの首都テグシガルパ行きの方法を調べてくれるように頼んだ。結果は、以前はあったが今はレオンからの直行便はない。唯一の方法はマナグアからレオンとテグシガルパを経由して、ホンジュラスのリゾート地ロアタン島への拠点ラ・セイバへ行くバスに便乗するしかない。レオン7時発、料金は全行程分一人120ドルを払わなければならないとのこと。コロナの影響だ。仕方がない、路線バスを使って自力で行くことにした。まずは国境の町グアサウレまでのタクシーを予約する。ホテルでは90ドルと言われたが、路上のタクシーを70ドルに値切って明日の朝9時に来てもらう約束をした。その先はグアサウレに着いてから考える。仮に国境を越えられなければホテルに戻ってくれば良いのだ。