いよいよ中南米を南下することに

アアルゼンチンでタンゴを踊る!ことを目指して中南米を南下する旅も3年目に入り、2018年はグアテマラ・ベリーズ・エルサドバドルを一気に巡ることにした。実はこの旅を計画するまでベリーズという国があることすら私は知らなかったが、アルゼンチンまで一国づつ踏破することにしたので取り敢えず行くことにした。私は観光をしたいというよりは知らない国に行ってみたいという欲求が強く、死ぬまでに何カ国行けるのかに賭けているところがある。そこで旅の流儀として「その国に3日間滞在したら制覇したことにする」という勝手な決まりを作っていた。今回もベリーズとエルサドバドルは何かを見たいわけではなく、とにかく行って少なくとも3日間は滞在することにした。さてはてベリーズとエルサドバドルとはどんな国なのか?

「グアテマラの弟」がいた?!

グアテマラの首都はグアテマラ・シティだが当時世界10位の中に入るほど危険な都市だったので、飛行場から真っすぐ1時間ほど離れた比較的安全な観光地である元首都アンティグアに入ることにした。アンティグアは外国人のためのスペイン語学校が50以上もあることで有名だ。ホテルの近くに日本人が経営している学校があったのでツレが5日間の短期コースを受講することにした。そこはアンティグアにいる若い日本人たちの溜まり場のような所になっていた。
毎朝ツレは8時過ぎから午前中の授業に行く。私はホテルでのんびりしたり近場を散策してから学校に迎えに行き、午後からは二人で市内を観光した。学校に行くと経営者の片桐さんがグアテマラのことを色々教えてくれた。彼は背が高く顔のえらが張っている。誰かに似ている。あ、女優の片桐はいりさんだ。昨夜キンドルに入れてあった彼女の著書「グアテマラの弟」を読んだばかりだった。こんな偶然ってあるんだ?!

グアテマラ・シティのフランシスコ・マキロン大学にあるイシュチェル民族衣装博物館に展示されていた民族衣装。

遠くに見えるのはティカル遺跡の第1神殿大ジャガーの神殿と第2神殿。ティカル遺跡はジャングルの中にあり、まだ全ては発掘されていない。

グアテマラの北部にはマヤ文明の遺跡がたくさん残っている。中でも最大のティカル遺跡は世界遺産に登録されている。後ろは大ジャガーの神殿。

世界で最も美しい湖と言われているアティトラン湖。周辺にはマヤ系先住民の村が点在している。

スペイン語学校の先生とスープ料理が有名なお店で昼食。

右が片桐はいりさんのグアテマラの弟、スペイン語学校長片桐誠さん。左はツレのスペイン語の先生。