バルセロナはカタルーニャ州の中心

イグの故郷はカタルーニャ州バルセロナの隣町サン・クガ、旭川で言えば東川町のようなところ。その町にご両親と日本食レストランを経営している弟夫婦(奥さんは日系ブラジル人)とその子どもたちが暮らしている。お父さんはボランティアとして教会の会計を一手に引き受けているので教会に顔が効く。私たちのために、ガウディのサグラダ・ファミリアの日本語ガイド付きチケットを用意してくれていた。
ガウディはカタルーニャの人々のために寄付だけで教会を建てることにした、それがサグラダ・ファミリア(聖家族教会)である。サグラダ・ファミリアは、ごつごつとした外観とは異なり、中に入ると温かな光に包まれたなんとも言えない幸福感に満ち溢れた不思議な空間だった。カタルーニャだけでなく世界中の人々を祝福しているようで、なんちゃって仏教徒の私でさえもほんわかと満ち足りた気分になった。

カタルーニャ州独立運動

2014年に行われた「カタルーニャ州独立住民投票」は世界的ニュースとなったが、私たち日本人から見たら同じ国の中で独立するとかしないとか良く理解できなかった。
しかし今回バルセロナに行ってみると「カタルーニャ州独立運動」は今も続いているとヒシヒシと感じた。町のあちこちにカタルーニャの国旗?がはためき、カタルーニャ語が溢れ、カテドラルの広場では週末になると人々が集まり、サルダーナというカタルーニャの民族舞踏を輪になって踊っている。
昔カタルーニャ州とスペインは別々の国だったが、15世紀にスペインに統一された。現在、豊かなカタルーニャ州は支払う税金が多いにも関わらず国による公的サービスが低い。それなのにマドリード人はバルセロナ人を馬鹿にするのが許せないのだそうだ。イグのご両親も穏やかではあるが独立賛成派だった。

建設中のサグラダ・ファミリアの外観。完成は2026年頃とか。

街のあちらこちらにカタルーニャ国旗がはためいていた。

サグラダ・ファミリア内部。外観のイメージとは違い、光溢れる空間だった。