サン・セバスチャンは美食の町

函館で始まったイベント「バル街」で日本にも広がったスペインの居酒屋「バル」。今やサン・セバスチャンは日本人に大人気のバルの町である。私たちが訪れた時もゴールデンウィーク中とあって、昼から夜中まで日本人観光客で溢れかえっていた。
バル街は300メートル四方に碁盤の目のように小路が走り左右にお店がぎっしり並んでいる。バルに入ると、カウンターに長い爪楊枝がささった料理ピンチョス(フランスパンの上に乗っているおつまみ)が並んでいる。その他にも、タパスという小皿料理のメニューが書かれたボードがあり、注文すると調理して出してくれる。料金は料理や酒と交換で払う。
バルの夜は更けて・・・
私たちの旅の流儀として事前の調査はほとんどせず、いつもその日の気分と出たとこ勝負なので、まず一軒目は比較的空いているバルに入りピンチョス数個とビールを注文、バル街は狭いのでうろうろしていると同じ人に出会う。私たちも事前調査万全の横浜のご夫婦に何度も出会い、美味しいと教えてもらった店を回っているうちに午前2時。それから三日三晩、昼ご飯を抜いては夕方からバル街に出かけ、ただただ飲み食べまくった。

本格的バスク料理は凄かった!

バルは確かに楽しい。知らない人と出会えるし、好きな料理を少量多種食べられる。しかしせっかく来たのだから、本格的なバスク料理を食べようと二つ星レストランに行った。
恐るべしバスク料理!魚介類のサラダのなんと美味しかったことか。魚介類の茹で方の絶妙さに、料理とは材料と火入れ加減が肝と思い知った。〆のガトーショコラもフォークを入れると中からショコラが溶け出て、純粋辛党の私が完食するほど美味だった。サン・セバスチャンに行ったら、バルも良いけれど一度は本格的バスク料理を食べることをお薦めします。