初日から公園でサルサデビュー
出発前に夫と二人で4回ほどサルサのレッスンを受けた。たった4回では到底サルサと云えるような踊りにはならなかったが、1回は絶対に踊る!と心に決めて出発した。
深夜に到着した翌日ハバナの旧市街地をぶらぶら歩き、旧提督館、バー・フロリディータ、国会議事堂、アリシア・アロンソ劇場と見学してセントラルパルケに行くと何やら賑わしい。近くに行ってみると人垣の輪の中で生演奏に合わせて人々がサルサを踊っているではないか!本場のサルサとはこういうものか、習ったのとは随分違うなぁ~と見ていたら「さあ踊ろう」と手招きされた。ビビったがここで断っては大和撫子?の名が廃ると思い、思い切って輪の中に入って踊った。とてもサルサと云えるような踊りではなかったが東洋人が踊るのは珍しいらしく、温かい声援と拍手を頂いた。
サルサの聖地バラコア
大西洋を挟んでヨーロッパとキューバはとても近いので、多くのヨーロッパ人がバカンスに訪れる。中でもサルサを習っている人たちは最南東にあるキューバ最古の町バラコアを目指す。バラコアでは毎晩ライブハウスからサルサが流れ、フロアはもちろんのこと道路にまで溢れ出て真夜中までサルサを踊る。私も誘われるままになんちゃってサルサを踊りまくった。
こういう時に男は情けない。ツレも見ているだけだった。日本人特有かと思ったら、西洋人も女性は下手でも果敢に挑戦するが男性は見ているだけの人が多い。洋の東西を問わず、男は自分の殻を破るのが苦手のようだ。
初めは見ていたツレも終わり近くになると私と一緒に何回か踊った。サルサのリズムとは程遠いまるで盆踊りのようなサルサだったが、東洋人のカップルが踊るのは珍しいのでやんやの喝さいを浴びた。下手でも何でも良いではないか、楽しいのが一番!