銃を持ったショッピングセンターの警備員

サントドミンゴのダウンタウンのメルカド(市場)とショッピングセンターに行った。メルカドの中には所狭しと店がひしめき合い、日常品からお土産までありとあらゆる物が売られていた。高級な時計や宝飾品を売る店もあった。入る時にふと入り口に立っている警備員を見ると「銃を携えているではないか⁈」。ネットで調べるとドミニカの銃保有率は高く銃による犯罪も多いらしい。メルカドの辺りは夜には近づかないこと、またタクシー強盗も多いので流しのタクシーには乗らない方が良いことも忠告していた。

何もないけど安心、安全なキューバ

キューバでは銃どころか銀行以外では警備員さえ見たことがなく、真夜中のダウンタウンでも女性一人で歩けるほど治安が良かったので、その違いに驚いた。
ま、キューバにはそもそもハバナやバラデロ以外にショッピングセンター的なものがほとんどない。高級な時計や宝飾品を売る店も少ない。あるのは配給所と小さな商店とスーパー、馬車の引き売りの八百屋とニンニク売り。銃を使ってまで盗みたい物なんかない。

キューバとドミニカ、どちらが良いのか?

キューバとドミニカはどちらもカリブ海に浮かぶ島国で、嘗てはスペインの植民地として開発された国であるが、独立後ドミニカはアメリカとの関係を強化し、今やカリブ海一の経済発展を遂げた。片やキューバはアメリカによる長い経済制裁の影響でGDPも低い。しかし、ドミニカは貧富の差による犯罪が多発し差別意識も強いが、キューバは貧しいが安心安全で、性的マイノリティへの差別以外は教育の力で差別意識を克服した。
いったい住むとしたらどちらが良いのか迷う所だが、私はやっぱりキューバかな。なぜなら、ドミニカからハバナ空港に戻った時のあの「何とも言えないホッとした気持ち」は何物にも替え難いと思うから。

キューバのにんにく売りのお兄ちゃんたち。写真を撮ってあげたら地元民しか買えないビールを奢ってくれた。

キューバの新子焼き(若鳥の半身焼き)?!
肉はちょっと硬かったけれど皮はパリパリで美味しかった。

宝飾品も売っていたメルカド(市場)の中。右手はお土産物の棚。

「新大陸」初のサン・フランシスコ修道院遺跡で開催されていた野外ディスコ。私たちも中に混じって踊った。

サントドミンゴのダウンタウンのスーパーマーケット。アメリカの品々が沢山売っていた。

最後に滞在したキューバのリゾート地バラデロのショッピングセンター。キューバの歴史を紹介するショウの中ではタイノ族(先住民)虐殺についても隠さず表現していた。