知る人ぞ知る観光地・グラナダ

オメテペ島でプチバカンスを楽しんだ後、ニカラグア湖畔のグラナダに一泊した。この街の情報もほとんどなかったので行ってみて驚いた。中心部にコロニアルな街並みと洒落たレストラン、中央公園には楽しい露店と観光馬車、民族舞踊の野外ショウ、コロナ前はオメテペ島への遊覧船も出ていたという、安全でとても洗練された観光地なのだ。近年この辺は良質な牛肉の産地として注目されていて、レストランで食べたステーキは私史上最も美味しい赤身の牛肉だった。米国やヨーロッパからの観光客はグラナダとマナグアの中間にある国際空港から直に来てバカンスを楽しむとのこと。事前に知っていればもう1泊したのに!と、とても残念に思った。

首都マナグア

後ろ髪をひかれる思いでグラナダを後にしてマナグアへと向かった。着いたその日に偶然にも国立劇場で民族舞踊ショウがあったので観に行った。昔からのニカラグアの踊りがショーアップされテーマ毎に次から次へと繰り広げられ観客は大盛り上がり。なんでも国を上げての独立記念行事とか。観た後はマナグア湖に面して整備された遊歩道の野外レストランへ。湖からの夜風が心地良かった。
当初の予定ではマナグアからホンデュラスの首都テグシガルパまでダイレクトに運んでくれる国境越えの国際バスに乗るつもりだったが、旅の途中で急遽マナグアからレオンに寄ることに変更した。レオンからホンデュラスへの国境越えの情報は皆無だったが、レオンは世界遺産の町、きっと国境越えのバスはあるはず!なければシャトルタクシーがあるはず、と考えた。しかし現実は・・・。

ホテルの前はセントラル公園、観光馬車がお客を待っている。木の向こうに見えるのは珍しい黄色のカラフルなカテドラル。

カテドラルの横で開催されていた民族舞踊ショウ。大人と子どもによる沢山のパターンの踊りが披露されていた。

カテドラルの横で開催されていた民族舞踊ショウ。大人と子どもによる様々な種類の踊りが披露されていた。

ホテル前のセントラル公園で開かれている露店。陶器や木彫りの民芸品や衣料などを売っている。もちろん値引き交渉は腕の見せ所。お茶碗のようなカップを二つ買ってきた。

世界で注目されているニカラグアの牛肉は向かって右の皿。韓国から大量の買い付けがきていて、この頃は韓国焼肉はニカラグア産が多いとか。

ホテルから紹介されたレストランでは牛肉を炭火で焼いていた。ニカラグアの牛肉は世界的に評価されていて、近年は韓国からの買い付けが急上昇しているとか。

珍しく外壁が黄色のカラフルなカテドラルの中のカラフルなピエタ(十字架から降ろされたイエスを抱きかかえ、嘆き悲しむマリアの像)。

ルベン・ダリオ国立劇場で開催されていた民族舞踊ショウ。次から次へと繰り広げられるニカラグアの歴史を現代風にアレンジした踊りに観衆は大喝采。

マレコン(湖畔の遊歩道)へ向かう大通りに沿って、夜になるとネオンサインになる飾り塔がいくつも連なっている。訊くとベネズエラからの寄贈とかで前大統領チャベスの肖像があった。

マレコン近くの共和国広場にあるカテドラルは崩壊の恐れがあり入ることはできない。この広場には国立博物館、ルベン・ダリオ国立劇場、シモン・ボリバル像(ラテンアメリカ解放の指導者)などの文化施設が集中している。