美しい古都の素晴らしいホテル

やっと辿り着いたホテルは町の重要文化財に指定されているホテルヴィクトリア。木材を多用した重厚でエレガントな造りで、従業員もサービスの質もとてもレベルが高かった。特に驚いたのはレストランでの対応だ。チェックインが済んだのはレストランが閉店する9時近く、昼から何も食べていないので恐る恐る「今からレストランで食事が出来るかしら?」と聞いてみると、即座に「もちろんでございます。」との返事。閉店ギリギリに入ったのに嫌な顔ひとつしない。料理を三つ注文し二人でシェアすると伝える。持ってきた料理を見てびっくりした。なんと一つの料理を二つの皿にそれぞれ半分ずつ綺麗に盛り付けて持ってきているではないか?!今までシェアを伝えてこのようなサービスを受けたことは一度もなかった。格式高い良いホテルというのはこういうサービスをするんだなぁ~といたく感心し、チップをはずんだ。

パナマ帽の発祥の地

クエンカはアメリカ大陸におけるルネサンスの都市計画がそのまま残る都市として世界遺産に登録されている。カテドラルに旧大聖堂などの教会や歴史的建物群、そして足元を見れば十六世紀から変わらない石畳。コロニアルな雰囲気を十分に堪能し、体調が少し良くなったような気がした。
ところでルーズベルト大統領がパナマ運河訪問時に被っていたことから世界中に知れ渡った「パナマ帽」だが、本当の発祥地であり生産地はここクエンカである。本物のパナマ帽はトキヤ草が原材料で今でも全て手作りで作られている。ホテル近くの工房を訪ねて製作過程を見学し、自分用に一つ買ってきた。

宿泊先のホテルヴィクトリアは、街にも近くトメバンバ川を見下ろす絶好のロケーションにあり、クエンカの重要文化財に指定されている。

パナマ帽の工房の屋上から見たクエンカの街。周りをアンデスの山々に囲まれた緑豊かな美しい街だ。屋上はカフェテラスになっていた。

白く美しい旧大聖堂。今ではカテドラルの歴史を展示する博物館になっている。訪問した時にはキリストの誕生から復活までを描いたジオラマ模型の特別展が開催されていた。

パナマ帽の工房兼ショップ。小さな博物館も併設されていた。奥の方では昔ながらの手作り製法でトキヤ草のパナマ帽が作られている。買うと帽子の形状や付ける紐などをその場で好きなように選ぶことができる。

町の中心「アブドン・カルデロン広場」。この周りにカテドラル、旧大聖堂、市庁舎、裁判所など歴史的建物が集まっている。真ん中の銅像はエクアドル独立の戦いで戦死した若き英雄アブドン・カルデロン。

3つの青いドームをのせた現カテドラルは比較的新しく1885年建造。下にはショップが入っている。前の赤いパラソルは花市場。沢山の露店の花屋が色とりどりの花を売っていた。