好奇心に背中を押されて・・・

初めての南米だった昨年のコロンビアとエクアドルでは最後の最後までトラブル続きで、帰国してからもしばらくは体調が戻らず憂鬱な日々を送った。年齢的にもしんどいし、もう旅は止めた方が良いのかもと心が折れた。しかし3ヶ月もたつと旅心がムクムクと湧いてきて「ここで諦める選択肢は無い!」と思えるようになってきた。次はマチュピチュで有名なインカ帝国が栄えたペルーとボリビア、それはどのような文明だったのか?アンデスの西側のほぼ全域をどのようにして治めることができたのか?中米のマヤ文明などとはまた一味違うはず。知りたい、触れてみたい、好奇心が沸々と湧いてきた。

標高対策と寒さ対策を万全にして

前回は標高の高さと寒さで体調を崩したので今度は万全の対策を考えた。まずは海抜0mのペルーの首都リマに入り時差ボケを整え、ワカチナ、ナスカ、アレキパ2335mと陸路で移動し少しづつ標高に慣れてから3399mのクスコに入り、すぐに2430mのマチュピチュに行き、それからもう一度クスコに戻ることにした。クスコからは電車で3812mのチチカカ湖の町プーノに行き、チチカカ湖沿いに南に進み、陸路で国境を越えてボリビアのコパカバーナから首都ラ・パスへ。ラ・パス国際空港は標高4070mで高山病になりやすい場所として有名だが市街地は3650mと少し低い。それでも大事を取ってラ・パスには3泊だけしてリマに戻ることにした。寒さ対策としては、ヒーター装置のあるブランケットを2枚、強力ホカロン20個、ダウンジャケットにフリース、厚手のスパッツ。これで何とかなるだろう。

インカ帝国第9代皇帝パチャクティ・インカ・ユパンキが建設した空中都市マチュピチュ。

リマとナスカの間にある砂漠のオアシスの町“ワカチナ”。砂漠の真ん中に小さな湖があり、地元の観光地になっている。

セスナ機の中からくっきり見えたナスカの地上絵「コンドル」

ペルーの首都リマの観光名所の一つ旧市街地。多くの観光客、特にペルー中からの観光客が歩いていた。奥に見えるのは*****

インカ帝国が支配した地域。16世紀にスペインによって滅ぼされるまでに、北はコロンビアの南西部からエクアドル、ペルー、ボリビア、チリの中央部までを支配下に治めていた。

ペルーとボリビアにまたがる世界一標高が高い3,812mのチチカカ湖。遠くに見えるのはスペイン軍の侵略から逃れるために水生植物トトラで造った浮島。手前は伝統な舟。